論理思考について考えましたが、対局と考える人間性について考えてみます。
論理的になっていった先には、人間性の喪失が待っているであろうことは、古くから知られていると思います。
戦場から遠く離れた作戦室の司令官が、戦場の兵士の味わう非人間的な体験を、知らない、または、知ろうとしなくなり、人間性のかけらもなく決断・指示をしてしまう という場面などが一例かと思います。
では、その対極にある人間性とは何か ということですが、
喜怒哀楽の感情であったり、衝動や欲求、沸き上がってくる感性であったりと、『自然と発生する精神的反応を伴う現象』と言えるかと思います。
自然と発生するということは、人間が遺伝子に組み込まれていたり、長年の脳の成長で刷り込まれたものであり、それに従って動作してしまっているということになります。
そのため人間性を持った行動をするということは、自分の意思でコントロールしにくいもの(感情や欲求など)を相手に行動をすることと考えることができます。
では、人間性を失ったほうが良いかと言うとそうでもありません。悲しいことは無い方がよいですが、嬉しいことや感動、良い方向に向かう欲求(愛情やモチベーション)、感性などのプラスなものは残しておきたいでしょう。
上のような考察を経た結果、論理的に考えて機械的に行動する一方で、上記のような人間性を持って行動をするということを心がけると、平静が保てているなあ と私は感じております。
ちなみに、結果として、以下の有名な詩に酷似していることに気づきました。。でも後ろのナミダヲナガシからの4行は受け入れたくないです。 😯
この歳になって、ただの文学家ではなかったことに気付かされました。 😯 😯
雨ニモマケズ
風ニモマケズ
雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク
決シテ瞋ラズ
イツモシヅカニワラツテイル
一日ニ玄米四合ト味噌ト少シノ野菜ヲタベ
アラユルコトヲ
ジブンヲカンジョウニ入レズニヨクミキキシワカリ
ソシテワスレズ
野原ノ松ノ林ノ蔭ノ小サナ萱ブキノ小屋ニイテ
東ニ病気ノコドモアレバ行ッテ看病シテヤリ
西ニツカレタ母アレバ行ッテソノ稲ノ束ヲ負ヒ
南ニ死ニサウナ人アレバ行ッテコハガラナクテモイヽトイヒ
北ニケンクヮヤソショウガアレバツマラナイカラヤメロトイヒ
ヒドリノトキハナミダヲナガシ
サムサノナツハオロオロアルキ
ミンナニデクノボートヨバレ
ホメラレモセズ
クニモサレズ
サウイフモノニワタシハナリタイ
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