論理的に考えるに当たって、物事の本質を捉えることは非常に重要です。
ある問題や事象が発生していて、それを解決する必要がある場合に、本質の部分にまで何段階も掘り下げて、下げきったところから対策を打つことで、いくとおりも発生する問題を一網打尽に解決できるからです。スッキリ!
そうすることで安心でき、平静を保つことが出来ます。
例えば、ゴキブリを見かけた場合に、殺虫剤で始末しますが、一匹ずつ対処していくのではなく、ゴキブリの巣に殺虫剤成分を持ち帰らせて始末する というものがこれに当たります。今のゴキブリ用殺虫剤にはこのような機能を持つものが販売されてますね。
上記のような分析の仕方を根本原因分析と呼びます。
例えば以下のケースです。
スマホを落としてしまった。
⇒ 手が滑ったから
⇒ 気を取られて手に力がはいっていなかったから
⇒ 前をきれいな女の人が通りかかったから
気を取られたことが根本の原因と考えれば、対策は『気を取られたとしても手に力が入るよう工夫する』とか、『キーホルダーつきストラップをつける』などとなります。
しかし、女の人が通りかかったことが根本原因と考えれば、自分の前に隙間のないところでスマホをいじることにすれば、対策となります。
このように、根本原因はどこまでで切るかが重要となり、分析に時間がどのくらい使えるか、効果は満足できるものか、実際に現実的な対策を打てるのかを見ながら、切るポイントを見極めて進めることになります。
また、根本原因は通常の原因と同じように、複数あります。効果を考えて、90%を占める根本原因などを狙って分析するのが現実的です。
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